タメ語カウンター「ためごろう」

多忙な毎日をおくっているため，ネタがありません。そこで今回は”末次製作所”（←勝手にネーミングしました）２００６年の作品から紹介します。
半分冗談，半分本気でつくりました，タメ語カウンター「ためごろう」です。
黒いボタンを押すと，液晶画面の数字が１．２．３．４…と増えていきます。さらに裏にあるボイススイッチを押すと，
あらかじめ録音した音声とともに，数字がカウントアップします。簡易ボイスレコーダー内蔵で，製作費５，０００円くらい。
何のため作ったかといいますと．．
最近，目上の人に対しても”タメ語”いわゆる友達ことばで話す生徒が多いのですが，
いちいち注意していたら，日が暮れてしまいます。そこでこの機械の出番というわけです！（笑）

ある日の会話から．．
生徒：「せんせ〜！それ，なん？」
 私　：「これは，タメ語カウンターって言うと。きちんとした言葉づかいができなかったら数字が増えるんよ。さっそく使ってみましょう！」
生徒：「言葉づかい？！ちゃんとできるし〜！！」
【ぽちっとな】←ボタンを押す　　ためごろう音声：「はい，タメ語！」　ためごろう表示「１」
生徒：「はぁ〜？タメ語やないし．．」
【ぽちっとな】ためごろう音声：「はい，タメ語！」　ためごろう表示「２」
生徒：「はぁ〜なんでぇ？タメ語やないし．．」
【ぽちっとな】ためごろう音声：「はい，タメ語！」　ためごろう表示「３」
生徒：「タメ語やないっていいよろ〜！まじムカツク！！」
【ぽちっとな】ためごろう音声：「はい，タメ語！」　ためごろう表示「４」
生徒：「タメ語やないし〜。まじキモイ！」
【ぽちっとな】ためごろう音声：「はい，タメ語！」　ためごろう表示「５」
生徒：「もう，わかったけん。ごめんってぇ。」（涙）
【ぽちっとな】ためごろう音声：「はい，タメ語！」　ためごろう表示「６」
 私 ：「そういうわけで，ただいまの記録。タメ語６回！ちゃんとした言葉づかいをマスターしましょうね！」
生徒：「わかった…わかりましたぁ。」

そんな余計な機械作るひまがあったらきちんと指導せんかい！と怒られそうですが…
授業中にクラス全員を対象にカウントしてみたら…大変なことになります（涙）。
また，この機械を　ある教室に置き忘れていたら，生徒がボタンを連射して遊んだためカウントが数千。さらに，別の生徒が
リセットボタンを押して「０」にしたため，ケンカになりそうになったというエピソードもあります。
開発目的とは別に，何かと話題の多い。タメ語カウンター。ちなみに，「ためごろう」という名前は卒業生がつけてくれました。

【２００８年０３月０８日　撮影　ＮＩＫＯＮ　Ｄ２Ｘ，マクロレンズ使用】